相馬高校演劇作品「今伝えたいこと(仮)」上映会と先生のお話

  福島の高校の先生からDVDを手渡されたことで実現した上映会です。

昼夜、2回の会で、約70名が作品を鑑賞しました。

「今伝えたいこと(仮)」の中で高校生たちは、逃げることなく現実を認識し、怒りをぶつけます。「食べ物もダメ、土もダメ、水も海もダメ、放射能にびくびくおびえて・・」「原発さえなければこんな思いしなくてすんだのに。」「私たちの未来の補償をしてほしいよ!」日ごろあまり聞けない若者の気持ちが、胸に突き刺さります。

相馬高校放送局制作のドキュメント作品も同時に放送しました。テレビドキュメント「Girl’s Life in Soma」では今年4月、お花見の季節の楽しげな情景を映しながらも、モニタリングポストの画面を織り交ぜ、不安が伝わります。「出来上がった作品を見ると、いつも笑顔の生徒たちから出てくる言葉に驚く」と顧問の先生がお話しくださいました。今後自分たちで上映会をやりたいとの感想もありました。一人でも多くの人に観て、聞いてほしいと思います。

7月23日 世田谷区立総合福祉センターにて (Shuto)